🎹音楽は関係性で生まれるという仮説

音楽が降ってくる、というのが素人ながら分かった気がした話。

先日とあるアーティストの方のライブを見にいく機会があったのだけど、MCにて

に曲のイメージが降ってきた、という話がある一方で

は数日やってみたものの
「ただ作るための音楽」は全く続かなかった、みたいな話を聞いて、ああ〜なんとなく分かる、と思ったのであった。

自分もど素人ながらiKaossilatorで試作のtrackやpodcast用のジングルを作っていて、最初は「お、これで楽器弾けなくても無限に曲作れるじゃん」みたいな気持ちになったのだけど、最近は全然次の曲のイメージが湧かずに放置気味になっている。

ライブの時のお話を聞いたときに「音楽は作曲者と作曲したい対象の関係性で生まれるのでは？」と考えるとスッと腑に落ちた感じがした。

自分の場合であれば、最初に作ったこのtrackは

「iKaossilatorでどうやって音を並べたら曲っぽくなるのか？」という、

という関係性があって、
podcast用のジングルであれば
「自分のpodcastに馴染むintro/outroはどんなものか？」という

という関係性がある。

そして最初にお話しに出したアーティストの方であれば

という関係性があって
そこから曲のイメージが降ってくる、と考えると再現性があるのでは？と仮説を立てている。

逆に言うと、ただ「曲を作る」というタスクのような状態になると

になってしまったり
あるいは誰/何と向き合っているのか対象が不明だから

みたいな状態になって

ということにもなるんじゃないだろうか。

とここまで書いてきて、遅いインターネットのことをふと思い出したら、創作に関してちゃんとまとまってた考えが既に載っていた。何事も先達は偉大。
こちらの記事でBump of Chickenの藤原さんが

「『僕たちがこうしたいからこうするんだ』よりも」『曲がこうしたいからこうするんだ』のほうが尊いんですよ」（『Cut』No.378, 2017年2月号）

という話をされていて、このpostと近い話だと思った。
今の自分は
「『曲がこうしたい』というメッセージを受け取れるかどうか」= 「作曲者と曲にしたい対象に十分な関係性があるか？」
ということなのかな、と解釈している。

📮おたよりお待ちしております。
この記事を書きながら、Bumpは最初期の頃（特に「ナイフ（FLAME VEIN）」など）が好きなことを思い出しましたので、好きなBumpの曲を一言いただけるだけでも記事を書くモチベーションになります。

また、この記事から遅いインターネットを初めて知った方、あるいは記事を見て存在自体を思い出した方などいらっしゃいましたら、ぜひ一言いただけると嬉しいです。その他感想も随時お待ちしております。